両爬虫道を往く

博士にもひとかどの生き物屋にもなれなかったおじさんの日記帳 誤同定等ありましたらお気軽にコメントどうぞ

追憶の兜

展足用のスタイロフォーム板を埋めつくしていた標本の整理に終わりが見え、ようやく南西諸島遠征の虫をぶちまけられそう(写真を撮っていないせいで虫を見ないと何があったか思い出せない)。

 

記事はおいおい書いていこう…

 

 

昨日2年振りにのこのしまへ行ったが、樹液にカナブンとリトルカブト虫しかおらず閉口した。ヒラタクワガタが目当てだったが、学祭の客寄せ展示用に大きなカブト虫がいたら欲しかったのだけど。

 

ミーハーな子供たちはぼくが狂喜乱舞したモンクロベニカミキリやヤエマル大歯よりカブト虫の方が好きそうだしね…

 

 

 

ぼくは昔からクワガタ派で、採集もブリードもクワガタばかり集めていた。オオクワガタの大歯オスを採集したこともある(15年くらい前なので放虫ではないと信じたい)し、70オーバーのミヤマも毎年採っていたはずだが、今でも鮮明に思い出す記憶はなぜだかカブト虫のものばかりだ。

 

祖父の仕事場に夜中こっそり忍び込み灯火に飛んできた特大のカブト虫、明け方の山梨でぼくを追い越したカブト虫を追って走ってたどり着いた樹液酒場に群がっているカブト虫、この2つの記憶が今でも虫を続けているこの熱い気持ちの根底にあるような気がする。

 

そういう意味ではぼくも「ミーハーな子供」の延長にいるといえる。ミーハー虫ばかり追い求めるのも無理はない…のか?