両爬虫道を往く

フィールド愛好家の雑記帳

さよならカマキリ屋

大学入学から虫を本格的にはじめて10年。

それなりの年月が経つと自分の趣味嗜好も変わってくる。

顕著なのは直翅類が苦手になったこと。なんとなく柔らかいのが嫌でクビキリギスとかあの辺が触れなくなった。

元々大好きだったカマキリやナナフシについても、野外で見かけてもいつしか胸がときめかなくなってしまった(ほぼすべての国産種は見たから、というのもあるだろうけど)

特にカマキリは分類をやりたいと思うほどに自分の中で相対的に好きだったのに、、

 

そんな中で、GWはマレーシアに行った。

マレーシアは他の分類群に漏れず直翅類がアツい。

今回も19マイルの村でハナカマキリやサカダチコノハナナフシを見せてもらい、自己採集においても綺麗なナナフシを筆頭に毎晩のライトにはTenoderaやAcromantisの何某かが飛来し、マレーマルムネカミキリ、ヒョウモンカマキリ、カレエダカマキリなんかも見ることができた。

 

…んで、見つけた時はもちろん「スゲー!」とかなる訳だがカミキリやクワガタを見つけた時程に心が踊ることはなかった。

 

これがぼくの現在地。もうカマキリ屋にはなれないだろうな。

ただ、次行った時はもっと写真を沢山撮ろう…

時期外れでした

3月に千葉と佐賀で2回サンショウウオを探す機会があったのだが、いずれも時期外れで卵嚢しか見つからず。滋賀では探してない

やっぱり平地のサンショウウオは2月ですね、という当たり前の結論を確認した。

トウキョウサンショウウオ@千葉

カスミサンショウウオ@佐賀

 

 

 

お題「高校生に戻ったらしたいこと」

2013年4月から高校生。つまりはアマミマルバネクワガタはじめ奄美の採集規制種とオキナワマルバネクワガタの採集一択。

足として原付が必要であり、高校で免許の取得が禁止されていたがそんなことはどうでもいい。なぜなら君はその高校を2年で中退するから。

なんなら金は全部いまのぼくが出す。

やらないで後悔するよりやって後悔したほうが良いって言うでしょ?(cv:桑谷夏子)

最近の装備とか

なんとはなしに過去の記事を整理していたらこんな記事を書いていたらしい。

mahomaho1331.hatenablog.com

(7年前…)

 

読み返してみるとまあ、今と変わったところ・変わってないところ色々あり興味深い。

いちばん変わったのは「カネはないけど体力はある学生」から「カネはそれなりにあるけど体力が皆無な社会人」というステータスの変更かな。

この記事を書いたころは「とにかく装備の初期費用およびランニングコスト(遠征中の洗濯代とか)を抑え、装備スペックの低さは体力でカバーする」というスタンスだったのが読み取れる。

また、今は奥地に入るときはこの頃開拓したポイントを巡る採集ばかりしているせいか、行動食が必要になるような行動はめったにしていない笑

 

今の装備はこんな感じ。

 

服装:上は適当なTシャツ(化繊)。場合によっては作業服をはおる。下は太めの作業服ズボン。靴は渡渉やぬかるみの可能性があれば長靴(白い耐油長靴に別途購入した中敷きをin) 雨具はワークマンのイージスを使用しているが、正直雨が降りそうになったら山に入らなくなったので使用頻度は低し。イージスはだいたい3年程度で撥水機能がダメになるイメージ。

あと山を登るときはコンタクトに変えました。

 

GPS:geographicaを継続使用。買い切りのサブスクを購入済。現状特に不満はないが、原生林とかだとやや現在地表示がアバウトなので昼間のうちに下見しルートを落としておく必要があるかな。

 

モバイルバッテリー:飛行機に持ち込める最大容量のものを都度買い替えながら使用。PCE認証がされており名前のあるメーカーのものを購入するのが無難。

今はこれ。

https://www.amazon.co.jp/Anker-%E3%83%A2%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%80%90PowerIQ%E6%90%AD%E8%BC%89-PSE%E6%8A%80%E8%A1%93%E5%9F%BA%E6%BA%96%E9%81%A9%E5%90%88-USB-C%E5%85%A5%E5%8A%9B%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%80%91/dp/B0BYSQ1DNF?pd_rd_w=KcWRa&content-id=amzn1.sym.24f3d97a-e8d9-48ba-8d26-5f1a524b2df0&pf_rd_p=24f3d97a-e8d9-48ba-8d26-5f1a524b2df0&pf_rd_r=XP15BRYKC12EDEJPQ4TJ&pd_rd_wg=RQNog&pd_rd_r=152fbe47-4876-4256-86ed-df1ba302665a&pd_rd_i=B0BYSQ1DNF&psc=1&ref_=pd_basp_d_rpt_ba_s_2_t

 

ヘッドライト:ここにはお金をかけたい。今使用しているのはレッドレンザーのH7R Core 1000lm という商品。バッテリーの持ちや明るさに不満はなく、7年保証がついているのがよい。

2019年に前の型を購入し愛用していたが、配線が切れて点かなくなってしまったためダメ元で問い合わせたところ代替としてこの型が送られてきた。神。

H7R Core【代表作:ベストセラーモデル】ledlenser.co.jp

ハンディライトの類は使用しなくても特に不便を感じていないが、買うとしたらGENTOSかレッドレンザーで適当に購入すれば外れないだろう。

 

その他:だいたいキャパ的に4-5時間程度のナイトハイクであれば500mL×2本、それより長かったり昼間に山に入る場合は2Lのペットボトルを突っ込んで入っている。

行動食は持っていない。

 

たぶんよっぽどのことがなければこんな感じの装備から当分は変わらないだろうな…という気がしている。

 

 

 

 

 

 

備忘:2025年現在における西表島フィールドワークにおける申請および注意事項

今年は西表島での活動においてかなり変化の1年であった。

3月にエコツーリズム推進法に基づく特定区域における利用人数制限・管理が始まり、9月には自然環境保護条例が改正されマルバネクワガタ等が追加で規制対象となった。

私はそれらの条例指定後の11月に島を訪れ、各種申請を行ったのちフィールドワークを行ったので、備忘がでら必要な申請について列挙していくことにする。

なお、私は研究機関の手先ではないため規制対象種や特保における採集に関する申請は行ったことがないので留意されたし。

 

◎今まで必要だったもの(変更なし)

・入林届(林野庁)

www.rinya.maff.go.jp

メールでの申請・PDFの受領が可能。

体感だが2週間程度で対応してもらえる印象だが、安全を見越して遅くとも1か月前には申請すべきだろう。

事後の報告は不要。

◎今年から必要になったもの

・立入制限フィールドにおける申請(該当地域への立入時のみ)

iriomote-ecotourism.jp

古見岳やテドウ等に立ち入る際はこちらの申請を行い、事前講習を受講、もしくは認定ガイドの同行が必要となる。

ガイドなんぞ使う気にもならんので今回は事前講習を受講したのだが、実際に受けてみての所感をいくつか。

・受講料は1,000円/人。立入る前日の受講が必須とのこと。複数日立入る際に受講が1回でいいかは未確認(来年その予定があるので確認予定)

・受講に要する時間は30分程度。エリアによって所要時間が異なるよう。

・テドウについては登山口~ピナイサーラ・テドウ山分岐までの登山道区間古見岳はユツン入口~三段の滝までは規制対象外のような話を担当者から聞いたが、公表されている情報ではそのような記載はないため個々で確認されたし。

 

◎来島時に確認しておくべき条例

竹富町自然環境保護条例

www.town.taketomi.lg.jp

2025年ダイジェストと2026年の予定

はやいもので2025年ももうすぐ終わりそう。

今年は色々環境が変わったこともあり大した虫を採っていないどころか活動すらあまりしていないので採集記のほうはおろかこのブログに書くネタもないのだが、いったところといくつか思い出に残ったものをだらだら書いていく。

・3月:西表 悪天のため思い出したくもない。写真も撮らず。

・4月:長野 はじめてのツジウス。ピ二ボラのみ。

・5月:西表 紅いのは採れなかったがスピニが採れたのでよし。

6月:甲信越奄美。前者はギガン採れずアサカミキリを5年ぶりに。後者は大したものは採れず。最大は北部で73.0。

7月:沖縄本島弾丸遠征と佐渡、甲信越チャレンジ複数回。本島ではキンケビロウドやオキナワフトが採れ、甲信越では苦節n年でやっとパキタを落とすことが出来たので一番充実した月だったかもしれない。佐渡は土地勘なかったのと時期を若干外したので、2-3年後にリベンジ。

8月:対馬伊豆大島対馬ではツシマヒラタ狙いなら7月に行くべきという当たり前の結論の再確認をした。伊豆大島は初であり昼間のルッキングはなかなかうまくいかなかった。街灯で67.5を拾って終わり。来年もたぶん行く。

9月・10月:色々忙しかったので大したことはしていない。

11月:西表。予想はしていたが半ば騙し討ちのような形で採集規制が入った感は否めない。とはいえチケットも確保しており同行者もいたので観察目的で入島。

繫忙期であったのと奇数年のジンクスを食らい数は少なかったが最低限は見れたのでよかった。この遠征は気が向いたら記事にするかも。

 

というわけで文字起こししてみるとなかなかにしょうもない1年だった。

来年は大型連休が2回作れそうなので海外に行きたいのと、いよいよ末期の様相を呈してきた南西諸島のあれやこれやに決着をつけるために身体的にも金銭的にもハードワークを行っていきたい。

スローガンは「にっぽんのでっかいノコギリクワガタとかいがいのすっげーむしとるぞー」で。

ノラと皇女と野生猫ハート

最近昔の記憶があいまいになってきている。

フィールドでのそれは写真を見れば思い出せるのだが、動きが速い生き物なんかは写真に残せておらず、記憶が薄れていく一方で。

…というわけで備忘のため、何度も見てはいるが写真はほぼ残っていないイリオモテヤマネコを目撃した際のあれこれの覚え書きをば。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

2017年の初見以来だいたい打率5割くらいの確率で出くわしている。

個体数は少ないが行って本気で探せばほぼ確で見られるもんだと思っているが、地元民に聞いてみるとほとんど遭遇することはなく、10年見てないなんて話も複数の方から伺った。

まぁ考えてみれば当然で、夜間ほぼ出歩かないジモティーと、「ヤマネコ見るまで寝れま10」なんて異常行動をしている身では遭遇頻度は大きく違ってくるだろうなと。

イリオモテヤマネコにただ会うだけならどんなに腕がイモであっても出会うまであきらめないという「根性」があれば可能というのが持論。マルバネなんかも(サイズに目をつぶれば)根っこは同じなのでぼくのようなどうしようもない人間でもこの2種に関しての西表での成績はそこそこよい。要は会えるまで夜に蠢いていれば会えるという寸法です。

これは島が狭いから使える戦法で、ツシマヤマネコなんかはおなじようなやり方をしてもついぞ出くわしたことはない(涙)

 

生息域だが、どこにでもいるし意外と集落周辺にも出るな…という感覚。

今までいわゆる林内で出くわしたのは2回で、その他は路上で見ている。

2017年は上原港のすぐ近く(昔オリックスレンタカーがあったあたり)でロードキルが起きていたし、知人は星砂キャンプ場で見たと言っていた。

出会うときの感覚としては、よくいう急に飛び出してくるというよりかは「予期せぬところからぬるっと出てくる」感じ。車で探す際は、こちらが割と注意力散漫になったあたりのタイミングでふらふら車道に出てきたり道路わきでなんかしてたりするので注意が必要である。

昔は割と俊敏に車から逃げていたが、何でか知らんが最近はゆっくり逃げて藪の中で立ち止まってこちらを見ている…なんてこともしばしば。

某センターの職員曰く、車を恐れない個体が増えているらしい。

完全に余談だが、西表の某保護センターでヤマネコの目撃情報を提供するとシールがもらえる。おそらくだがここで提供した情報が運転注意マップに反映されるのだろう。

 

2017-19あたりはかなりロードキルが起きていたがここ2年ほどはロードキル0だったはず。世界遺産で観光客が増えてヤバいのではと思っていたが、彼らは夜間の過ごし方が酒飲んだりナイトツアーに参加したりするかだから事故の増加要因とはなりえないのだろう。

ヤマネコの数自体が減ってはいるのかもしれないが、路上での目撃情報がさほど減った印象はないのでよくわからん。

 

さて、ここからはぼくが目撃した際のメモである。

 

①2017年7月4日

場所:琉大熱研~テドウ山入口の間

日没直後だったと記憶している。茂みに中型動物がいたので目を凝らすと猫だった。一瞬野良猫かと思ったが、耳の形がベンガルヤマネコのそれだったのでヤマネコと認識。車内でひたすら叫んだ。

②2018年3月28日

場所:大富林道(大正池方面への道沿い)

一瞬だったので正直確証はない。ウリ坊だったかもしれない。湿地帯みたいなところにいた。

③2019年10月31日

場所:過去記事いわく古見あたりらしい、覚えてない

夕方くらいに路肩に車を停めて地図を確認していた際、ふとバックミラーを覗いたら歩いてた…はず。

④2019年11月1日

場所:山中(どこだったか)

夜間のデブクワ採集中に遭遇。ブッシュの間をダッシュしていたはず。

⑤・⑥

2020年-2022年の間に2回目撃しているらしいが詳しくは覚えていない…

地図アプリにログが残っていたのは2021年5月14日にアイラの近く(あのでっかい看板のあるあたり)での遭遇記録。

この時は初めて写真が取れた。ボケボケだが。

f:id:mahomaho1331:20250614215935j:image

ほんでもう一つは確か11月のデブクワ採集の時だったかと。

同行者が運転中に見たらしいけど助手席で爆睡してたから地点データとか不明、って事案だったはず。

⑦2022年5月4日

場所:ユツンの駐車場

夕方くらいになんかいた。即逃げられた。

⑧2022年10月31日

場所:浦内の橋渡ったあたりの祖納寄り

車を走らせていた時なんかビビッときたからブレーキ踏んで横を見たら茂みで目を光らせていた。これが「ヤマピカリャー」かぁ…なんて謎に感動した記憶がある。

余談その一。この遠征ではニュータイプばりに感覚が切れまくっており無敵感が漂っていたが、山への道が軒並み水没するレベルの豪雨で肝心のクワガタは大外しした。

余談その二。イリオモテヤマネコの方言名には「ヤママヤー」というものもある。いわゆるイリオモテヤマネコを島民が指して言うのが「ヤママヤー」。「ヤマピカリャー」と「ヤママヤー」は別もんであり、ピカリャーの方はもっとでかくてウンピョウくらい

あるらしい…という与太話がある。ちなみにぼくはこの説を採用しており、もっと巨大な「ヤマピカリャー」が島の中心部に生息しているのだと信じている。だって浪漫があるから。同様に西表にはネキダリスやテナガコガネもいるはずなのだ。そんな夢を見ていないとこの辛い人生夢も希望もあったもんじゃない。

⑨・⑩2023年3月24日

場所:アイラ(駐車スペースの近く)・船浦(たしか船浦中の真ん前だったはず)

人生初のヤマネコ・ダブル(イリオモテヤマネコに一晩で2回遭遇すること)をキメた日。

⑪2024年4月1日

場所:ケーラ橋~ナダラ橋間

この時も写真が取れた。デジカメズームなので御多分に漏れずボケ倒しているが。

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⑫・⑬2025年5月29日

場所:大見謝ロードパーク近く・野原崎

人生二度目のヤマネコ・ダブル。

 

以上、2025年6月時点で13回だったはず。

亜成体~成体しか見ていないので子猫、もしくは親子連れが見てみたい。