両爬虫道を往く

博士にもひとかどの生き物屋にもなれなかったおじさんの日記帳 誤同定等ありましたらお気軽にコメントどうぞ

研究室には行かんでええ!

卒論はまあ、家で完結するので研究室に行かなくても何とかなります。むしろ研究室に行くとストレスで作業効率が落ちてしまう。
学会発表できる程度のデータは揃ってるんで。その気になれば2時間で書けますよ。
テキトーでいいんですよあんなもん。大して愛着もないし。研究意義もないし。
逆にそこら辺突っ込まれたらオワオワリ。


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「専門オタク」がその道の研究者になれることは無いんだなあ、という話を色んな人とした。

研究というのは好きなことばかりやれるわけじゃなく、我慢と妥協もしなければならない訳で。オタクはそれに耐えられない、というのがその理由。

大学に入った頃は好きなことだけ究めれば研究者になれると無邪気に信じていたけどそうではなくて。

それを考えると、Q大農学部のシステム(2年前期までのGPA順に行きたい学科を選べる)というのは非常に合理的だと思う。ただの専門オタクでない、雑事や我慢に耐えることが出来る研究者向きの人材を希望に合わせて学部の時から鍛えることが出来るから(ぼくのように絶望して開き直って卒論すらマトモに向き合わずに遊び呆ける輩や無気力な人間を生み出すから完璧な設計ではないけれど)。

本当にやりたい研究があれば大学院からも他専攻へ移れるし、そのルートで学振DCに通った方も何人かおられるので学科選択であぶれたからといって終わり、という訳ではないところもポイント。

なんにせよ、様々な我慢をしながら、好きなことに向き合ってがっぷり四つに組み合っている人はすごいよねえ、というお話。