両爬虫道を往く

博士にもひとかどの生き物屋にもなれなかったおじさんの日記帳 誤同定等ありましたらお気軽にコメントどうぞ

届かぬ後悔の齢さえ置いてけぼりさ

あと5年早く生まれていれば、今では触れることさえかなわない数多の虫たちをこの手につかむことができただろうし、今とは比べ物にならないほど活発で珍妙な生物サークルの一員として楽しめた、のかもしれない。それを言っても始まらないし、ぼくはいま、ぼくのやりたいことをやるだけだけど。

ぼくが入ったころにはかろうじて残っていた「残り香」が完全に消えるとともに、あの集団への愛着も消えてしまったように思う。まあ、やるべき仕事はしっかり全部終わらせたし、同好の後輩たちの面倒は見るつもりだからどうでもいいけど。

老兵は静かに排斥されていきませう。